こんにちは。ママキャンププランナーのサリー(@chottocamp)です。キャンプの情報を発信するお仕事をしています。
冬キャンプや防災にかかせないのが大容量ポータブル電源とソーラーパネル。
今回はALLPOWERSのポータブル電源S2000PROと、ソーラーパネルAP400を冬キャンプで実際に使用してみました。
それではレビューをどうぞ。
※メーカー様より商品提供を受けています。が、気になるところも含めて正直にレビューをいたします!
大容量ポータブル電源S2000PROの特徴
こちらがALLPOWERSの大容量ポータブル電源S2000PROです。特徴を見ていきましょう。
大容量&高出力
比較的コンパクトなサイズながら大容量 (1500Wh/405405mAh)で、しかも電子レンジやドライヤーなども使用できる高出力(定格出力2400W/瞬間最大4000W)となっています。
女性でも持ち運べる重さ
ポータブル電源は大容量になればなるほど大きく重くなりますが、S2000PROなら女性の私でも運べる重さです。37.5×24.5x25cm /14.5kgとなっています。
大きな出力をするために、熱がこもらないようにファンが内蔵されています。消費電力の大きい家電を使用する時や、充電中にもしっかりファンが動きます。
豊富なポート
S2000PROには計12個の出力対応ポートがあります。
家電の使用が可能なACコンセントが4つ、車載用におすすめのシガーソケット、スマホやタブレット端末に強いUSBもType-Aが4つ、Type-C(急速充電規格PD100W対応)が2つ付いています。
個人的には、ACコンセントの間隔が広いのがうれしい!けっこう大きいアダプタだと隣のコンセントに干渉して使えないこともあるので、助かりますね~。
また、キャンピングカー専用ポート(100V/30A)を搭載し、駐車時にも車に電気を供給し続け、いつでも車中泊生活を楽しめるということです。我が家は普通の車なので残念ながらRVポートはありませんが、キャンピングカーの方にはいいですね。
急速充電
独自のデュアル急速充電技術でAC充電入力最大1500W、1500Whという大容量でも、たった1.5時間でフル充電が可能です。
自宅の家電でもなかなか1500Wのものがありません。それだけ大きい電力だけに、本当に急速充電できて驚きです。
キャンプの当日に充電していないことに気付いても、出発までに充電できてしまいますね。
ちなみに通常は大きなアダプターが付いているものですが、こちらはケーブルのみでとてもスマートです。
停電でも安心なUPS機能
S2000PROは、本体を充電しながら同時に電化製品へ給電できるパススルー充電機能を備えています。
画像出典:Amazonサイトより
本体をコンセントに繋いで常に充電しつつパソコンに給電することもできます。突然停電したとしても、蓄電池からの給電に自動で切り替わるので、切れ目なく機器に電気を送り続けられることができますので、データ紛失が心配なデスクトップPCを接続するにもおすすめ。
実際にポータブル電源S2000PROをキャンプで使ってみた
外気温1~5℃くらいのキャンプで使ってみました。雪が降るほどでなかなか寒い!
今回は電源付きサイトでしたが、行ってみるまで1サイトで何Wまで使えるかわかりません。暖房用のホットカーペットは750Wと消費電力が大きいので、調理器具を同時に使いたい時などは大容量ポータブル電源があると同時に使えます。
まずは蓄電式の湯たんぽを充電!お湯タイプと違い熱湯を入れる手間もなく本当にお手軽で暖かい冬には必須アイテムです。
消費電力は270W。S2000Sは2400Wまで同時に使えますし、1500Whと大容量なので楽々とこなしてくれます。
2年前に購入したものですが、似たようなものだとこういう湯たんぽです↓
さらにミニ炊飯器でご飯も炊いちゃいます。キャンプに炊飯器?と思うかもしれませんが、お子さんがいる家庭では子供の相手をしながら火の調節をするのは大変なので、導入することをおすすめしますよ~。楽で失敗しません!!
家庭用の5合炊きだと消費電力が大きいですが、1.5合のミニ炊飯器なら240W程度で炊飯できます。
さらに今回は電力に余裕があるから、こんなことまでできちゃいます・・・!
まさかのキャンプで串揚げ!
揚げ物はガスコンロでやると温度調整が難しく、我が家では電気フライヤーを愛用しています。こちらは1250Wと消費電力が大きいので基本は家で使うものですが、大容量ポータブル電源ならキャンプでも楽しめちゃいます♪
揚げたてサクサクをキャンプで食べられるのは格別ですよ~。
いろいろ調理家電を使っても、まだ58%も容量が残っていました。さすが大容量。
ちなみに揚げ物の油はどうしているかというと、少ない時は油を吸う専用脱脂綿のようなもの(100円ショップで売ってます)で吸って燃えるゴミにしていますが、今回のように油の量が多い場合は持ってきた油の容器にそのまま戻して持ち帰ります。
容器の口が小さいので、アルミホイルで漏斗(ろうと)を作って注ぐと入れやすいです。
今回はホットカーペット、石油ストーブも使いましたが、テントの端は寒いのでセラミックヒーターも併用しました。こちらは強だと1200W、弱だと600Wです。
600Wでも十分暖かく、しかも石油ストーブと違い一酸化炭素が出ないので安心。スイッチを付けてすぐに温まるのもうれしいですね。
さらにここからは自宅ですが、1200Wの電気ポットが使えるのもいい!
火を使わずに、キャンプはもちろん車内でも使えるので暖かいコーヒーを飲んだり、カップラーメンを作ったりと大活躍。これこそ大容量ポータブル電源だからこそですね。
ちなみに500mlのお湯を沸かすのに、電力4%を消費しました。これなら大量にお湯を沸かせます!
消費電力が大きいもの以外にも、ミラーレス一眼カメラやポケットWi-Fiなど、いろいろな電子機器の充電にも便利です。
S2000PROのちょっと気になるところ
基本的にはコンパクトながら1500Whという大容量、2400Wの出力という性能と、実際に使ってみて低い気温でも使えることがわかり大満足です。
ただあえて気になるところといえば、充電時にファンの音が大きく鳴ること、熱くなること、消費電力が大きい家電を使うとファンが大きく鳴ることでしょうか。
ただこれは消費電力が大きい家電を扱う以上、熱がこもることを防ぐために必要なことなのかもしれません。
充電時はかなり熱くなりますので(1500Wの入力です)、小さなお子さんがいるご家庭ではうっかり触ったりコードを抜いたりしないよう、隔離された部屋で充電を行うのがいいかと思います。
※追記
こちらの記事を執筆後、さらに4回ほど冬キャンプに持参して使ってみました。電気毛布(40~50Wほど)を1枚使うような運用をしていたのですが、1晩過ぎると半分ほどバッテリー容量が減っていました。実際はもっと持つはずなのですが・・・
0度近い寒い気温だったからかもしれませんが、寒い季節に使用する場合はかなりバッテリーの減りが早いような気がしたのが正直な感想です。
ALLPOWERSのソーラーパネルAP400も使ってみた
そしてALLPOWERSのソーラーパネルAP400も使ってみました。
今までいくつか他社さんのソーラーパネルを試してきましたが、こちらは最大級の大きさです!そしてなかなかの重さです。18kgとなんとか女性でも持てますが重いのが正直な感想。
ただそれだけ光を集める面が大きくなるわけだし、これは気になる~!
ソーラーパネルのファスナー内部には、ケーブル類が付属されています。こちらをポータブル電源につなぎます。
裏側の衝立を立てて、日光に面するように設営します。
アメリカ輸入の22%高い転換効率で高品質の太陽光発電セルで作られているそう。しっかりと太陽光が当たれば、なんと3~4時間内にポータブル電源をフル充電することができるとのこと。
ソーラーパネルはIP67耐塵耐水仕様。雨や汚れにも強い仕様です。
よ~し、ぐんぐん充電するぞ!と思ったのですが・・・
あいにくの曇り空で充電は叶わず(午前中は雨が降っていました)。晴天の日でないと充電は難しいようです。今度晴天の日に試してみた様子を追記いたしますね。
ここから追記です!
後日、晴天の日を見計らって再度設置してみました。
12月の14時42分、スタートです。少し日が傾いているけどどうでしょう・・・
なんと272Wも入力しています!すごい!常時200後半の値を示していました。
途中、子供のおじゃまが入り、わざとソーラーパネルの前に立ってみたり。影が少しでもできると途端に入力W数が落ちるので注意しないといけないことがわかりました。
子供のじゃまが入りながらも、70%から80%になるまで35分でした。冬の光が弱い季節、少し日が落ちかけの時間にも関わらずこれだけ発電できるのは本当にすごいです。
夏の午前中~お昼だともっともっと発電量が上がりそうですね。
ALLPOWERSのポータブル電源とソーラーパネルでキャンプに、車中泊に、防災に大活躍
今回はALLPOWERSのポータブル電源S2000PROと、ソーラーパネルAP400をご紹介しました。
さすがに大容量だけあって、消費電量が大きい調理家電も使えて、冬キャンプはもちろん、車中泊や防災にも頼りになるなぁと感じました。
ぜひ公式サイトでチェックしてみてください。
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